食育授業レポート
学校名 北九州市立八幡小学校
日時 2019年11月25日(月) 2時間目(9:45~10:30)
対象 3年生 42名
場所 多目的ホール
今回は3年生のみなさんに食育授業をさせていただきました。
国語の授業に「すがたをかえる大豆」という章があり、その中で、大豆が豆腐や醤油、味噌になっていき、
その延長で、材料からおいしく食べる工夫をし、食品になっていく行程を勉強しているようです。
そこで、味噌を使って味噌汁を作る場合に見逃しがちな、「出汁」について、目を向けてみようという、
先生方のご協力で実現できました。
最初は冊子を渡さず、昆布に関するいくつかの質問をしました。
「昆布はどこでできているでしょう? 寒い所?暖かい所?全国どこでも?」
一番多かったのは、圧倒的に暖かい所でした。
「昆布とわかめの違いは?同じ?」
感覚的に違うことはわかっていましたが、特徴的な話をお伝えしました。
「昆布の長さは?1mぐらい?もっと小さい?大きい?」
色々な答えが出ましたが、実物を見せてみました。
このあと、「こんぶ」の冊子を基に色々昆布に関するお話しをさせていただきました。
今回、味噌汁の味比べをして欲しかったので、おぼろ、とろろ、塩昆布などの試食は行いませんでした。
次は、味噌汁の試飲です。
ミネラルウォーターのみ、昆布だし、合わせ出汁(昆布とかつお節)の3種類用意しました。
色シールで分けて、順番を言わず、自由に飲んでもらいました。
そして、それぞれに配った(赤、青、黄、同じ)の紙に自分が一番おいしかったものに○を
隣の人にわからないように書いて出してもらいました。(案外まわりの子が手をあげていると
自分の意志にかかわらず、手を挙げてしまう傾向があるためです)
それを回収してから、どの色のシールがどの味噌汁かをお伝えしました。
この際、私の出汁の取り方のうまい下手があるので、どれが正解でもないことも伝えました。
(かつお節の取り方が濃かった気がするもので)
回収した結果を見ると
赤:ミネラルウォーターのみ 4名(8.7%) 青:昆布だし 31名(67.4%)
黄:合わせ出汁 10名(21.7%) 同じ:1名(2.2%)
でした。
最後に、色々な昆布の形や昆布に関する質問を受けて授業を終えさせていただきました。
なかなか時間の配分がうまくいかず、先生に助け舟をだしていただいて何とか実施できました。
3年生のみなさん、先生方、ありがとうございました。
西日本昆布協会 寳亀達也、藤原浩