こんぶネット 一般社団法人 日本昆布協会

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2024年3月

食育授業 レポート

2024.3.18

学校名: 大田区立大森第三小学校

日にち: 2024年3月5日(火)

学 年: 【5年1組 29名 1時間目8:45~ 9:30】・【 5年2組 29名 2時間目9:35~10:20】・【5年3組 29名 3時間目10:40~11:25】

 

 1時間目の授業開始に備えて、午前7時15分に学校に到着。

家庭科室に器材・食材を運び、お手伝い下さるPTAのみなさま・スクールサポーターおおさんのみなさまと簡単に打合せをして、準備に取り掛かりました。

・班数・人数に机・椅子を並び替え、小冊子『こんぶ』を机に置いていきます。

・道内で取れる各種昆布を机にならべ、採取時に使います『昆布マッカ・水中器』を用意。

・同時進行で「三種類の味噌汁」を作り、お皿に試食用の昆布を盛り付けて準備万端。

みなさんのご協力により短時間で終えることができ、1時間目の授業開始を待つだけです。

1時間目は、午前8時45分からです。

1組の児童の皆さん班別に着席して担任の先生からご紹介をしていただき授業の始まりです。
  まずはじめに、小冊子『こんぶ』を使って、昆布がどのようにして成長していくか?説明させていただき、北海道沿岸で採取される利尻昆布・羅臼昆布・長昆布・日高昆布・真昆布・折昆布の実物を紹介しながら、形態・香り・用途・だしの違いについて説明させていただきました。

  次に「5枚のパネル写真」を使って、昆布がどのように成長するのか、採取の仕方、乾燥方法、そして製品完成までを説明させていただきました。

  クラス代表の児童さんに出てきていただき、実際に採取時に使っています『昆布マッカ・水中器』を手に取ってもらい、どのようにして水中の昆布を見つけ、採取するかを疑似体験していただきました。この時昆布は、協会員がつとめます。

  次に『折昆布』の長さ当てクイズ?一片の長さが55cm、幾重にも折り込まれた昆布・・・・・・

『何回折り込まれているか答えて下さい!!』の問いかけに、元気に手を挙げて答えてくれました。 

『3回・・・5回・・・6回・・・8回・・・12回・・・』 答えていただきました。

『それでは、実際に広げてみましょう!!』 

児童のみなさんにお手伝いいただきながら、折れぬよう慎重に広げてゆきます。

児童のみなさんには、その場で香りを嗅いでいただきました。

感想は?『いい匂い』と好評です!!さて 正解は・・・13回折られていました。 

はじめて目にする昆布の長さにちょっと驚きの様子です!!

 続いては、試食です。今回は、『羅臼昆布・日高昆布・塩昆布』を用意いたしました。

最初に、羅臼昆布・・日高昆布・・塩昆布の順に試食していただきました。

硬い昆布を口に含んで噛み噛みタイムです。

お皿に盛られた昆布を全ての班が完食してくれました。

お替わりするグループも居て嬉しくなりました。

 

  食育授業の締めは「味噌汁の飲み比べ」です。

  • 水と味噌  ② 昆布だしと味噌  ③ 昆布だしとかつお(合わせダシ)と味噌の三種類

どれだか分らぬように、紙コップに『赤シール・緑シール』を貼ったコップとシールを貼らないコップ3種を用意しました。

どれがどの味噌汁か分からぬようにして試飲開始です。

  はじめに「シールなし・・赤シール・・緑シール」の順に飲んでいただき、どの味噌汁が一番美味しいか手を挙げて答えていただきました。

児童のみなさん、一番人気は『緑シール』、二番人気は「赤シール」 少数でしたが「シールなし」にも手を挙げて下さいました。

  その後、どの色のシールがどの材料で作った味噌汁かお知らせしました。

基本のお水とお味噌は、同じものです。

シールなしは水とお味噌。赤シールは昆布だしとお味噌。緑シールは昆布だしとかつお節とお味噌です。

個々それぞれ趣向の違いがあって、今後の参考にさせていただきます。

  そろそろ授業の終わりの時間です。

授業の締めは、児童のみなさんへ『日高昆布のプレゼント』です。

簡単なだしの取り方を説明させていただき、『今日のお話したことを思い出しながら、お家のみなさんにお味噌汁を作って下さい』とお願いいたしました。

  今回の授業には、藤田大輔の友人で料理人の川端様に参加していただき、味噌汁を作るなどご協力していただきました。

ご本人は、ソチ(ロシア)・リオデジャネイロ(ブラジル)・平昌(韓国)三度のオリンピックへ日本人選手団の料理人として活躍されました。料理を通しての経験をお話しして下さいました。

『だしのパワー』など昆布のもつうま味などについて分かりやすく、お話しをして下さいました。

児童のみなさんから『選手団で一番好評だった料理は・・』の質問など『よく来られた選手は?』などの質問がありました。

あっという間の45分間でした。

ご協力いただきました『先生・PTAのみなさま・スクールサポート大三のみなさま』『ありがとうございました』

 

東京昆布協会

藤田正洋

藤田大輔

藤田隆之介

食育授業 実施報告

学校名:東京都中央区立京橋築地小学校

対象:小学校5年生30名+担任教諭1名+学校長+保護者約24名
日時:令和6年2月17日(土)8時50分~10時25分

・吹田勝良(吹田商店)

・昆布大使=講師1名、補助4名の計5名

(講師=安達章子・補助=石川貴代、曽布川優子、林くみ子、村越仁美)
事前打合せ:令和6年1月30日(火)午後4時00分~午後5時30分・5年担任幸地先生、吹田勝良

講義内容  

1.昆布の生態と昆布漁~製品化

2.昆布の歴史と日本の歴史の深い関係

3.昆布の種類と産地

4.昆布出汁の取り方

5.煮干し出汁と合わせてみよう。

6.合わせ出汁の取り方

7.お味噌汁飲み比べ&作り方(人工出汁と天然出汁の味噌汁の違い)

  1. 8.昆布加工品の紹介
  2. 9.世界中で一番簡単な昆布出汁

10.昆布の栄養

 

 

・食育授業を終えて・・・

 毎年、保護者にも参加して頂きたく学校公開日で実施していますが、今年は特に学校側が全学年の授業予定表を保護者に配布したこともあり、5年生以外の保護者にもお立ち寄り頂けました。

 また、これは他の学校、どの子供たちにも共通して言えることですが、大人が思っている程「味音痴」というわけではなく、種類別飲み比べでも、味の違いについての感想も的を射ていますし、調味料出汁と天然(昆布+煮干し)出汁の味噌汁の違いについてはっきりした返答をする子供は多数います。

 よって、価格や簡便性を追求するあまり、食品や味の選択肢として、調味料や人工的な商品しか頭の中にない大人の責任は大きく、逆に、こういった食育事業(授業)の有用性を改めて痛感した。

 

 

ごはんと昆布でいただきます!

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昆布のうまみでご飯のおいしさアップ!メニューです

 

こんぶレシピは、こんぶ好きが考えたオリジナルレシピからプロの味まで、ぜひ試してみてね♪

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