この世で一番うまくてまずいもの
2018.11.13
川本江吏子昆布大使(愛媛県)
家康の寵愛を受け聡明で信頼も厚かったお梶の方という側室の女性がいました。
ある日家康が、「この世で一番うまいものは何か?」と家臣たちに尋ねた際、家臣はそれぞれが思ううまいものを答え、その場にいたお梶にも尋ねたところ、「塩にございます」と答えました。
なぜかと聞く家康にお梶は、「食べ物の味を調えるもの、それが塩にございます」
「では、この世で一番まずいものは?」の問いには、
「それも塩にございます。どんなに美味しいものでも塩が勝てば食べられませぬ。」
と返したそうです。
こんなお話がわたしは大好きなのですが、料理に塩は欠かせないものとしてどなたの家庭にもあると思います。
塩は味をつけるもの!としての認識が強い方も多いと思いますが、塩は素材に対して働きかけるという
(脱水や保水、浸透圧、タンパク質の溶解など)役割も大いにこなしてくれますね。
今回は、昆布塩をご紹介します。
市販されているものもよく見かけますが、家庭で簡単に作ることができます。
お刺身にサラダに天ぷらに、又、鶏肉の下味などでも楽しめます。
例えばお刺身は昆布締めなどにして昆布を直接使えばいい話ですが 笑
昆布好きさんの見るページなので 作れますよ、って事でどうぞ♪
昆布を使って色々楽しんで下さい♪
①水に昆布を沢山入れて一晩置き、濃〜い昆布水を作る。
↓
②塩を必要量入れて鍋に火をかける。
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③昆布を引き出し、煮詰めていく。
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④絶えずヘラでかき混ぜながら、焦がさないようにする。
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⑤サラサラになったら、バットや新聞紙に広げて粗熱を取る。