食育授業レポート
学校名: 横浜市立山元小学校
日にち:2024年2月1日(木)
学 年: 5年1組 32名 1時間目 8:45~9:30/5年2組 33名 4時間目 9:30~10:15
1時間目の授業開始に備えて、午前7時に山元小学校に到着。
早々に準備に取り掛かりました。家庭科室に器材・食材を運び、簡単な打ち合わせをしたあと、
試食の準備・味噌汁作りと準備開始です。
みなさんのご協力により短時間で終えることができ、1時間目の授業開始を待つだけです。
1時間目は、8時45分からです。
1組の児童のみなさんが家庭科室にいらして、専科の先生からご紹介をしていただき授業の始まりです。
まずはじめに、小冊子『こんぶ』を使って、昆布がどのようにして成長していくか?を説明させていただき、北海道沿岸で採取される利尻昆布・羅臼昆布・長昆布・日高昆布・真昆布・折昆布の実物を紹介しながら、形態・香り・用途・だしの違いについて説明させていただきました。
次に「5枚のパネル写真」を使って、昆布がどのように成長するのか、採取の仕方、乾燥方法、そして製品完成までを説明させていただきました。
クラス代表の児童さんに『昆布マッカ』・「水中器」を手にとっていただき、どのようにして昆布を採取するのかを疑似体験していただきました。
次に『折昆布』の長さ当てクイズ?一片の長さが55cm、幾重にも折り込まれた昆布・・・・・・
『何回折り込まれているか答えて下さい!!』の問いかけに、元気に手を挙げて答えてくれました。
『3回・・・5回・・・6回・・・8回・・・12回・・・15回・・・』・・答えていただきました。
『それでは、実際に広げてみましょう!!』
児童のみなさんにお手伝いいただきながら、折れぬよう慎重に広げてゆきます。
児童の皆さんには、その場で香りを嗅いでいただきました。
感想は?『いい匂い』と好評です!!さて 正解は・・・14回折られていました。
はじめて目にする昆布の長さにちょっと驚きの様子です!!
続いては、試食です。今回は、『羅臼昆布・日高昆布・塩昆布』を用意いたしました。
最初に、羅臼昆布・・日高昆布・・塩昆布の順に試食していただきました。
硬い昆布を口に含んで噛み噛みタイムです。
お皿に盛られた昆布を完食するグループもいて、嬉しくなりました。
食育授業の締めは「味噌汁の飲み比べ」です。
- 水と味噌 ② 昆布だしと味噌 ③ 昆布だしとかつお(合わせダシ)と味噌の三種類
どれだか分らぬように、紙コップに『赤シール・青シール・シールなし』を貼ってどれがどの味噌汁か分からぬようにして試飲開始です。
はじめに「シールなし・・赤シール・・青シール」の順に飲んでいただき、どの味噌汁が一番美味しいか手を挙げて答えていただきました。
児童のみなさん、一番人気は『青シール』・二番人気は「赤シール」・少数でしたが「シールなし」にも手を挙げて下さいました。
それでは、どの色のシールがどの材料で作った味噌汁かお知らせしました。
シールなしは水とお味噌。赤シールは昆布だしとお味噌。青シールは昆布だしとかつお節とお味噌です。
個々それぞれ趣向の違いがあって、今後の参考にさせていただきます。
そろそろ授業の終わりの時間です。
授業の締めは、児童のみなさんへ『日高昆布のプレゼント』です。
簡単なだしの取り方を説明させていただき、『今日のお話したことを思い出しながら、お家の皆さんにお味噌汁を作って下さい』とお願いして授業を終わらせていただきました。
専科の先生・栄養担当の先生・担任の先生 ご協力いただき 『ありがとうございました』
東京昆布協会
藤田正洋・藤田大輔・藤田隆之介・吹田勝良