こんぶネット 一般社団法人 日本昆布協会

食育教室レポート

2025.1.29
by 林 くみ子 【東京都】

2024年に3回にわたって行いました食育教室のレポートです
実施場所: 学校法人 アゼリー学園 江戸川幼稚園
実施日時: 2024年6月7日(金)・11月22日(金)・12月13日(金)
参加人数: 年長組 80名

STEAM(Science,Technology,Engineering,Art,Mathematics)保育の一環として
6月  「5大栄養素」について学ぶ
11月 「うまみ」を学ぶ
12月 「天然だしでつくる味噌汁」づくりを体験

【6月7日・ 内容 】
  5大栄養素を5色の部屋に分け、様々な食材を園児達自ら各色の部屋に分け、栄養素を学ぶ食育教室。
赤(エネルギー)オレンジ(身体をつくる)黄(身体をまもる)緑(身体の調子を整える)青(背を伸ばしたり、歯や骨を強くする)事を目で見て、触って考えながら取り組みました。


    特に青の部屋では、根付きの真昆布(浪花昆布様ご提供)を広げて、その長さや香りを体感し、昆布に含まれるミネラルや食物繊維について詳しく説明。
根っこがついた長い昆布を見ると、園児だけでなく先生方も大喜びでした。

【11月22日・ 内容 】
  5味のうち「うまみ」について詳しく学ぶ食育教室。
乾燥した状態の昆布と鰹節を見て驚き、世界で一番硬いとされる食材に触れた後、水で戻した柔らかく大きな昆布を見て感動。
   その後「昆布はどうして海の中では出汁がでないの?」「どこに生えている?」「ワカメと昆布の違い」などのクイズを考え、最後に昆布だし、鰹だし、あわせだしを試飲して「うまみ」の相乗効果を体験した。
   だしの素に慣れた園児たちが「天然だし」の旨味に感動し、海藻や魚から美味しいスープができる事に驚いていました。
「あわせだし」の実験では、それぞれが真剣に昆布だしと鰹だしを合わせる様子が見られ、最後まで楽しく学ぶ事ができました。

【 12月13日・内容 】
「昆布と鰹の合わせだし」を引いた後、豆腐とワカメの味噌汁を調理。
園児たち自ら包丁を握り、豆腐やワカメを切り、給食の時間にあわせて味噌汁を作る体験をしました。
  また、だしを引いたあとの昆布を小さく切ってごはんに乗せ、給食のおかずにしました。今まで味噌汁を食べた事がない外国籍のご両親を持つ園児も何度もおかわりをし、たくさん作った味噌汁はあっという間に無くなり、園長をはじめとする先生方からもたくさんの「美味しい」をいただきました。
  出し殻昆布も美味しくいただき、お家でも「天然だしの味噌汁」をつくってもらうと喜んでいました.

 

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