こんぶネット 一般社団法人 日本昆布協会

龍皮昆布(りゅうひこぶ)と簡単龍皮巻(りゅうひ巻き)のレシピご紹介

2022.12.21
by 河嶋 眞冬 【大阪府】

酢昆布や昆布飴など、昆布を使った加工品は色々ありますが今回は「龍皮昆布」のご紹介です。

写真は以前量り売りのものを店頭にて購入した際のものです。

「龍皮昆布」(りゅうひこぶ)は(「求肥昆布」(ぎゅうひこぶ)とも呼ばれる)おせち料理の定番「龍皮巻き」(または求肥巻き)に用いられる昆布です。(求肥・龍皮その他色々呼び方があります)

昆布の種類は主に道南産の真昆布を使って作られています。

製造の工程は昆布を蒸して甘酢や砂糖を塗って味付けし、何度も風を通して乾燥させるという、製造にとても手間のかかる大変希少な昆布で、表面に見えている白いものは砂糖の成分なんですよ。

これを単体で口にすると軟らかな甘めの「酢昆布」といった感じでしょうか。

このままでももちろん美味しく頂ける龍皮昆布ですが、おせち料理などに使われる「龍皮巻」には欠かせない昆布なんですよ。

今回はそんな龍皮巻のレシピを紹介いたしますね。

■龍皮巻

<材料> 作りやすい量

龍皮昆布…40~50g(20cm×20cm程度)

刺身用白身魚(鯛・平目など)…100g

生姜の甘酢漬け…20g

(その他材料)

塩…適量

酢…適量

  • 刺身用の白身をそぎ切りにし、バットにならべ軽く塩を振りそのまま冷蔵庫に2~3時間程度入れておきます。
  • 生姜の甘酢漬けは汁気を切り、せん切りにしておきます。
  • 龍皮昆布を酢で湿らせたキッチンペーパーで拭いて巻きすに乗せます。
  • 3の上に1を隙間なく並べます(手前と奥は少し隙間をあけておきます)
  • 4に2の生姜を散らします。

6.5を手前から硬く巻いて、巻き上がったら巻きすごと輪ゴムで止めてしばらく馴染ませます。

7.一口大に切り分けて器に盛り出来上がり。

私はこの龍皮巻の他、普段使いとしては、龍皮昆布で鯖寿司を巻いておくのが大好きなんです。

自作の鯖寿司ももちろんですが、市販の鯖寿司を買って来た時にも。

鯖寿司以外にも、白身魚や鮭の棒寿司など、巻けそうなものなら何でも楽しんでいますよ♪

作り方もとても簡単で

  • 軽く酢で拭いた龍皮昆布を用意し、巻きすの上に広げます。
  • 鯖寿司(お好みの棒寿司)を乗せて巻いて馴染ませたら出来上がり。

簡単な上にとっても美味しいのでお勧めの頂き方です。

龍皮昆布を購入される際は、店舗を構えている昆布屋さんで取り扱いがあれば切り売りして下さる所が多いので、近隣に昆布屋さんがあればぜひ訊ねてみて下さい。

私がカットして貰ってくるサイズは、その時の龍皮昆布の幅を見て決めていますが、巻きすサイズにおさまる程度の20cm~25cmぐらいにして貰っています。

また、ネット通販で少量販売されてるお店もありますので、お正月にいかがでしょうか!

 

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