昆布食育授業
9月20日(火)呉市立倉橋中学校において、昆布食育授業を開催しました。
前日の台風の影響を心配していましたが、当日は晴れてホッとしました。
中学2年生10名と先生方が参加されました。
調理室に入ってくるなり、生徒たちの「わ~いい匂い」の声が。準備しているお出汁の香りが漂っています。
前半は島谷昆布 濱本さんより「こんぶ」の副読本に沿って進めていただきました。
昆布の産地や種類ごとの特長、歴史などクイズも交えてプロジェクターを使って昆布の生産者の日常や昆布漁の様子を見てもらい、理解を深めてもらいました。
後半は利き昆布からスタートです。
「真昆布」「利尻昆布」「羅臼昆布」の3種類をご用意。試飲して、出汁の色、味の違いを感じてもらいました。
昆布の試食は「とろろ昆布」、「おやつ昆布」、「塩昆布」を味わいました。
次は昆布出汁と合わせ出汁のデモンストレーションを行ないました。
昆布の扱い方、水に浸けた昆布が大きくなる様子を見てもらいました。
昆布を切って瓶に入れておく保存法や、出汁がらの昆布やかつお節の使い方もお話ししました。
そのままごみ箱に入れればごみの扱いに、でもこれも歴とした食材、無駄なく佃煮にして食べればサステナブルな一品ということをお話ししました。
そして最後はおみそ汁の飲み比べを体験してもらいました。
「みそ+白湯」「みそ+昆布出汁」「みそ+合わせ出汁」
結果は・・予想どおり「みそ+合わせ出汁」が大多数で昆布とかつおの相乗効果を実感して
もらえました。
生徒さんからは、自宅ではいりこ(煮干し)でお出汁を取っているとの声が。
確かに広島は瀬戸内海に面しており、私も含めていりこ出汁をよく使う土地柄ですが、
今回の食育を通して「昆布」も少し身近な食材になってくれたのではと思いました。