黒澤 東江
山梨県
例えば、生きるために必要なものは何かと聞かれたらあなたは何と答えますか?
こんぶって、生きるために不可欠ではないけれど、あれば生活が豊かになるような存在だと思うんです。
わたしは音楽を聴くのが大好き!気分が良くなって気持ちが晴れるから。一緒に暮らしている猫を撫でるのも、また同じこと。わたしにとって昆布って、そんな存在なんです。
昆布を使った料理は数あれど、イチオシなのはやはり『昆布水』の存在でしょうか。作り方もとっても簡単です。
この昆布水を使用して炊いたご飯の美味しさを知る人はどれくらいいるんだろう。わたしはこの事実を知っているだけで、知らない人より少しだけ生活が豊かになっていると実感するのです。
『昆布水』の作り方
・だし昆布15〜20g
・水1.5L
ポットに入れておくだけで簡単にできます。なお、ポットのお水は5回くらい取り替えながら使用できるので、昆布ってお高いんでしょう?と思っている方にこそぜひ作ってもらいたい。このコスパの良さと美味しさを知ってしまったら…作らないという選択肢は無いでしょう?
さて、山梨県の山奥(?)に住んでいると、牛肉よりも鹿肉の方が身近だったりします。いつもは塩胡椒して焼いたり炒めたりして食べますが、ここは昆布締めにして旨味を閉じ込めてみましょう。鹿肉は殆ど脂身のない赤身肉です。昆布で挟んで、獣臭さも和らぐかな?
今回は昆布締めの後、軽く塩をして燻製にしました。山の恵みと海の恵みに感謝ですね。しかしなんて贅沢なのでしょう!
これからも身の丈に合った贅沢な暮らしを模索していけたらいいな、と思っています。その第一歩はやっぱり昆布のお出汁かなぁ。』